2020年には「小学校でプログラミング教育が必須化される」文部科学省も、何となく盛り上がりが少ないように感じます。
何故なのか?一つにはプログラミング=論理的思考までは何となく、「あぁ~、そうなのかなぁ」ていどに思うとしても、今、自分の生活にどう関わるんだろうかがイメージ出来ない、どうもピンとこないと言うのが実態なのかと思います。
そうですよね、プログラミングなんて一部の”おたく”的な人達が好きで目指した職種で使われる言葉として定着した感がありますからね。
一般的には、どうも馴染みがなく、”ちんぷんかんぷん”な事をしている人(プログラマー)達の世界だと思われています。
それを、これからのIT社会に向け、既定値にしようとしている訳なんですから無理もない事ではないでしょうか。
しかも、あくまでも提供をされ利用する側としての経験しかなく、自らが作り出して世に送り出す側になろうなんて誰が想像できるかと言う事なんでしょうね。力の入れ方が分からないってことなんでしょうね。
一言でプログラミングと言ってもとても深いものがあり、開発する言語、関わるポジション、使おうとするシーンや制作の工程など様々なことを想定しておこなわれるものです。多種多様なタスクが存在するわけです。
到底、全く未経験の一般人には理解しがたいどころか、ストレス性のアレルギーさえ起こしてしまう人も少なくないでしょう。
ところで、このプログラミングと言った長時間座りながら、ひたすらパチパチとキーボードを叩きながら行う作業には好き嫌い、向き不向きがある様に感じています。
そもそもが、人により合う合わないがあると思います。なので、「向いてるかも」、「意外と好きかも」、「面白いかも」など”興味を持てる”か”持てないか”の見極めが要るのではないでしょうか。
子供の教育現場にまでこの事を持ち込むのであれば、必須の5教科と同じように採点性にするのではなく、向き不向きを観察して個性を重視して、自らが専任スキルを見極められるようなシナリオや環境の準備なども求められているのではないでしょうか。
これらがうまく機能して伴えば、将来、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの様な個性的で画期的なITエキスパート創出にもつながるのではないかと考えます。